こんにちは、ぱーよです
3/11は、東日本大震災が発生した日ですね
2021年になり、2011年に発生してから10年がたちます
とてつもない衝撃をうけた日でしたが
被災された方にはその日だけでなく
今でも震災の影響を受けている方々が多いと思います
地域復興のために、様々な活動が行われました
困難な状況でも助け合って復興していく姿には大変感動しました
この10年で復興状況を振り返り、どのように変わったのかみていきたいと思います
目次
東日本大震災から10年、復興はどこまですすんだのか?
地震は、どれほどの規模・強さだったのか?
マグニチュード(規模)は9.0
これは、日本国内では史上最大規模
世界規模では、4番目の大地震でした
震度は?
震度7:宮城県北部・栗原市
震度6強:宮城、福島、茨城、栃木
震度6弱~1:日本全域
私は当時、北海道にいたので、そのときは震度4だったと思います
地面からドンと突き上げるような感覚がありました
しばらく揺れが続いて、めまいが起こっている感覚でした
その後にテレビで東北の被害状況をみて愕然としたのを覚えています
被害状況は?
わかっている範囲では、
死者数:15,000人
行方不明者:7,500人
負傷者:約5,400人
避難生活者:125,000人
津波の強さ、影響はどれほどだったのか?
津波の高さ
14.8m:宮城県女川漁港
9.3m以上:福島県相馬
8.5m以上:岩手県宮古
8.0m以上:岩手県大船渡
7.6m以上:宮城県石巻市
陸地を駆け上がった津波の高さは
40.5mで国内観測史上最大
津波の速度
津波の高さが10メートルだと時速36kmに相当
オリンピック短距離走の選手のスピードと同じになります
いかに早いスピードで津波が来ていたかがわかりました
浸水範囲の面積
561k㎡
この面積は、山手線の内側の面積の9倍に相当
現在の復興状況は?
(2012.2、復興庁発足時 → 2021.3)
避難者数
47万人 → 4.2万人
住宅
民間の住宅用地:100戸 → 18,000戸(100%)
災害公営住宅:300戸 → 30,000戸(100%)
インフラ
電車、道路などの甚大な被害
→
- 東北新幹線/全線再開
- 岩手、宮城のがれき処理が完了
- 三陸鉄道/全線再開
- JR常磐線/全線開通(JR常磐線の最後の不通区間だった)
- 復興道路、復興支援道路/全線開通
※岩手県、宮城県内の一部区間を除く
農業、水産、観光業
農業再開できる面積
38% → 94% (農地復旧事業完了)
水産加工業
施設の再開 55% → 97%
観光業
外国人宿泊者数 36% → 332%
医療・学校施設
病院:
入院の受け入れ制限、入院不可となった182箇所のうち回復した割合
0 → 98%
学校:
被災した公立学校施設 2,330校のうち復旧事業が完了した割合
0 → 99%
被災者の復興の実感は?
NHKの調査(岩手、宮城、福島で被災された方1805人)によれば
〈肯定的〉
『復興は完了した』12.0%
『思ったよりも進んでいる』33.7%
〈否定的〉
『思ったよりも遅れている』43..%
『まったく進んでいない』7.4%
約50%で肯定的、否定的な意見に分かれました
復興状況の数値だけをみれば復興してきているように思えますが
その実感をできているのは50%だとわかりました
県別でみると、福島の方で肯定的な意見となったのは30%以下でした
地域ごとで復興に対する考えがちがうことが感じられます
復興できていないと思う理由は(複数回答)?
『思い描いていた復興に対してよくない』と答えた方では
59.3%:住民同士のつながり
46.7%:にぎわい
39.5%:商業施設の充実
39.2%:暮らしやすさ、交通環境
37.2%:風景
24.2%:雇用
建物などのインフラは整っても、実際に人が関わる活動を新たに作り出すのは難しいのだと感じました
すべてが否定的な意見ではなく、新しくコミュニティを作って復興を感じられている方もいらっしゃいます
これからは、魅力あるまちづくりにして、人を呼び寄せる活動や人のつながりを強化する活動が求められそうです
さいごに
震災を振り返ることで、何をもって復興なのか考えさせられました
現在インフラ、施設などのハード面はほぼ復興しています
ですが、そこで暮らす人たちの心の復興には時間がかかりそうです
今後は心の復興に注目していきたいと思います
最後に震災で被災された方々には、心穏やかに過ごしていただけるよう願っています
最後まで読んでいただきありがとうございました
ではまた!
関連記事はこちら
NHK 東日本大震災 復興状況への評価が分かれる